アオハル歯科医師チームブログ
2019年12月13日(金)
年齢を重ねると歯茎が下がってくる思っていませんか?
こんにちは、歯科衛生士のHです。
最近、テレビでも実際にご来院頂いている患者様からも歯の悩みで多いのが年を重ねて歯茎が下がってきたのが気になるというお声をよく耳にします。
本当に歯茎が下がってきたのは加齢現象なので仕方ないことなのでしょうか?
歯科医療スタッフの私からその原因を説明しようと思います。
原因は主に3つあります。
①歯周病にかかっている
②間違った歯の磨き方
③噛み合わせが悪い
私は歯科衛生士なので②について説明します。
歯を磨く目的は細菌を除去することです。皆さん歯を磨くとき歯面ばかり磨いていませんか?歯面を磨くこともとても大切ですが、特に大人になると一番歯磨きで重要な部位は歯と歯肉の境目(歯周ポケット)なのです。なぜならば大人になるとむし歯菌は減り、歯周病菌が増えるからです。歯と歯肉の境目が磨けていないと歯肉が腫れそのまま放っておくと歯を支えている骨がやせ歯茎が下がってしまいます。よく歯と歯肉の境目を磨くと逆に歯茎が下がる原因になるのでは?というお声も耳にしますが、強い力でゴシゴシ大きいストロークで磨いてしまうと歯茎が下がってしまう可能性があります。歯茎をマッサージするようなイメージでなるべく優しい力で細かく磨いていきましょう。すると、強い力で磨くより細菌が除去されていて歯茎も引き締まってきますよ!
もちろん、歯周ポケットが深くなってきている方はご自宅だけのケアでは足りません。定期的に歯科医院にご来院いただきクリーニングを受けていただくことを声を大にしてお勧めします。
③については少し説明しますと、かみ合わせが悪かったり余計な負担が歯にかかってしまう歯頚部の歯がえぐれたように削れてしまったり歯茎が下がってしまいます。これも歯の磨き過ぎが原因だと言われてきましたが最近はかみ合わせの問題であることがわかってきました。歯が削れていると審美的に気になりCRと呼ばれる詰め物をしたりかぶせてしまう方もいます。確かに一時的に改善されますが、デメリットを考えたことはありますか?
アオハルクリニック歯科室では歯科医療従事者として患者様に知識を提供させていただくことはとても大切なことだと考えています。十分な説明を受けるけていただきご理解していただいたうえで患者様にとって1番の治療を受けていただきたいと考えています。
歯の予防治療となる矯正は無料で相談を受け付けております。お気軽にいらしてください。